採用側のホンネ

 

私は、税理士事務所の総務を担当していた時に、その事務所の経営サイドを垣間見てしまいました。



「ぶっちゃけ、求める人材について」002997.JPG - 60,274BYTES
実際、会社の数は中小企業の方が圧倒的に多いです。
こうした小さな会社の経営陣は何を求めているのか。

それは、「使いやすさ」です。

従順な人です。

仕事が出来るけど我が強い、個性的過ぎる、言うことをきかない、というくらいなら、単なるイエスマンの方がまだマシという感じでした。
もちろん、単なるイエスマンより、いろいろなことに気が利く人は喉から手が出るほど欲しいでしょう。
(余計なことにまで口出しされると経営者は嫌がります)
小さい会社だからこそ、色々なことをしなければなりません。
雑用を嫌な顔をせずにやる。
本業の仕事も、まじめにこなす人。
そして、経営陣の指示にたてつかない人を求めています。

自分の意見を全く言うなというわけではないのですが、
ただ、経営者側が黒といったら、黒なのです。
それが社会です。
違法なことでもない限り、従うのがベストです。



「 高学歴は無敵?」
高学歴、いいときもありますが、それがネックになるときもありました。
なぜ、学歴があるのに?こんな小さい会社に?という不信感を持たれたり。

また、先入観で、理屈ばかりこねてロクに働けないんじゃないかなどと憶測されることもあります。
きっと、使い物にならないという思考が働くようです。
一概に高学歴が良いかというと、なんともいえないところが世の中の面白いところです。



「職務経歴が多すぎる人」
あまりにもたくさんの仕事をしている人は、即刻却下されてました。

採用側は、たくさんの履歴書がくると、ひとつひとつをそれほど時間をかけては見ません。

経歴の部分をまず、ざっと見ます。
ここで、面接をするかしないかをざっくりと振り分けます。

その中で、長く一箇所に勤めている経験のある人は圧倒的に有利でした。

会社によって求めている人材は様々です。
幹部クラスの候補生が欲しいとか、ある分野をしっかりとやってくれればそれでいいとか、どんどん仕事を取ってきてくれる人がいいとか。

私が見てきた中では、その時々で求める人材が違っていました。
それを見極めるのも必要かと思いました。

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「会社側への問い合わせについて」
ある時、応募者から問い合わせの電話がかかってきたことがあります。
これは、全ての採用者がそうだとはいえないかもしれませんが、私が見た経営陣はそれをとても嫌がっていました。
まず、時間がとられる。
それに、そんなことをいちいち聞くなという感じで、嫌悪感を持っていたようです。
やる気を示すのに問い合わせの電話はしてもいいという説もありますが私は反対です。
聞きたいことは面接で聞けばいいのです
それで、納得がいかなければ、お断りすればいいだけです。
嘘も方便で「別のところに決まってしまいました」と言えばいいのです。

 

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